Baked Apples Tea

 

 

今宵は『Baked Apples Tea』

ちょっと癖のあるアップルティーです。

 

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今日はずっと言ってやろうと思っていたけれど、切り出せなかったことをついに言葉にして。何食わぬ顔をして接することができたので、ご褒美に大好きなケーキ屋さんで大好きなケーキを買いました。

 

よく買う季節の果物のケーキ屋さんとは別に、圧倒的にミルクレープだけを好んで食べているケーキ屋さん。


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有名だけど、やっぱり好き。

はじめてこのケーキを目にしたとき、最高!としか言えなかった。

だって、この夢のような断面。

夢がぎっしり詰まってる。

いつか絶対ワンホール買う!って一口食べた瞬間思ったよね。

 

 

 

そんな、最高のケーキをお供に楽しみにしていたドラマの最終話を2つ続けて見ました。

 

ふたつとも一気に書くのはもったいない気がしてしまうので、まずはひとつ。

 

 

『獣になれない私たち』 

 

最初は結構しんどそうな話だと思いながら見ていたけれど、とても愛おしい物語でした。

野木亜紀子さんの脚本が好きなんです。

 

とても話題になった、逃げ恥もよかったけれどあの作品はそこまで刺さらなかった。

 

でもアンナチュラルと今回のけもなれは彼女の脚本の中でとても好きな作品だった。

 

晶のような人って、世の中には何人もいて。

言いたいけれど言えない言葉を飲み込んで生きている彼女に自分を重ねた人はきっとたくさんいたと思う。

わたしもそのひとり。

 

野木さんは、現代を生きる女性たちが抱えている感情をとてもよくわかっていて、それを繊細に描いてくれる。

決して、女性差別をテーマにしました。とか、社会的問題を考えさせるお話。とか、そんな大袈裟に何かテーマを据えるわけではなく。

 

普通に生きているひとりの人間の悩みや葛藤を描いていて。

それはありふれているけれど、当人にとっては本当に辛いことで。

誰も取り立てて問題視するようなことではないけれど、現実を生きているわたしたちにとっては、少子高齢化だとか貧困格差とか、そういう字面の難しそうな社会問題や政治問題よりもずっと身近でずっと苦しいこと。

 

だから、晶の抱えている悩みや葛藤はこの社会ではきっとありふれていて。

それがありふれたものになっているのは確かに問題で、そういったものが社会問題に繋がるのかもしれないけれど。

それでも晶の抱えている悩みや葛藤はとてもリアリティがあって、わたしたちにとって身近なものだったからこそ、共感する視聴者は多かったと思う。

 

 

晶はありふれた悩みを持つ人間だけれど、晶は晶らしい生き方を選んだし、恒星も朱里も呉羽もみんな最後には自分らしく生きていける道を選んだ。

 

ひとつの作品に、仕事・恋・友情・人間関係……様々な要素があって、それこそがわたしたちの生活そのもので人生の一部。

それをリアルに描いてくれていて、最低だと思う人も、クズ野郎だと思う人もいたけれど、でもみんな人間らしくて最後には愛おしく思えた。

 

生きるって、難しいよね。

大変だよね。

ただ息をしていれば、心臓が動いていれば、生物的には生きてることになるけれど、人として生きるのにはそれだけじゃきっと足りなくて。

普通に生きることがすごく難しい。

 

日常に息苦しさを感じながら、毎日をやり過ごして、なんとなく生きている。

そんなのが、日常なんて。

わたしの人生だなんて。

そんなのは嫌。

 

 

だから、わたしらしく生きよう。

わたしはわたし、だもんね。